新潟県

空き家には老朽化の進行具合に合わせてフェーズ0～5の6段階で分類されます。空き家を利用できるフェーズ2に抑える必要があります

空き家の管理とはこのフェーズ2の空き家をフェーズ３にならないように換気や壊れたか所をいち早く見つけ修理が容易なうちに修繕しながら利用できるレベルに抑えていくためのサービスです。

では空き家のフェーズ0～5をどの状態を指すのか。以下にフェーズごとの説明をします

・フェーズ0　

　　空き家予備軍と呼ばれるまだ人が住んでいる状態です。

まだ人が住んでいるので定年劣化はしていきますが相続等で住民の入れ替わりがあっても問題なく住むことができると思われます。

ただし、２階建てで高齢者だけが住んでいる場合は2階部分の換気が定期的に行われずに２階部分だけの劣化が進んでいる場合があります。

・フェーズ1

　　空き家の初期レベルです。とりあえず空き家になっている状態

空き家になって概ね1年以内の空き家がこのフェーズ1です

まだ劣化は進まず庭もまだそれほど荒れておらず庭の草も生い茂ったりはしていない状態

・フェーズ2

　　利活用が可能なレベルです。リフォームをすれば住むことができる状態

雨漏りがなくリフォームやリノベーションをして利用することが可能です

管理をおこないこのフェーズ2の状態を維持することが今後利用できるかできないかの大きな基準になります

最低でも月に1度の適切な管理をおこなうことでこのフェーズ2維持できます

・フェーズ3

　　特定空き家未満レベル。「管理不全空き家」はこの段階をさすケースが多いです

概ね5年放置されるとこのフェーズ3になります

雨漏りがあったり雨樋の外れた箇所から雨水が外壁にあたり空き家の劣化が急速に進んだりと手がつけられなくなっていきます

このレベルから地域に悪影響を与え始めます

また、2023年から固定資産税減額解除の対象となる空き家が「管理不全空き家」にまで拡大されました

管理不全空き家に認定されると翌年の1月1日から固定資産税が上がります

・フェーズ4

　　特定空き家レベル。空き家が崩れ始めている状態です

近隣住民に危険が及ぶ可能性があります

各市町村長の調査員により特定空き家に認定されると特定空き家対策特別措置法が執行される可能性があります

・フェーズ5

　　いつ崩れるか待つ状態です。

絶対近づいてはいけません

このレベルになると近隣住民に危害が及ばないことを祈るのみです

近年の空き家増加に伴い空き家のトラブルが年々増加している現状です

空き家は適切に管理しないことで景観の悪化や近隣住民への迷惑によるトラブル建物の老朽化に伴い建物の倒壊などの可能性があります。

また老朽化による倒壊のあそれがある建物は令和5年6月14日施行された空き家対策特別借置法にある「特定空家等」に該当し固定資産税が最大6倍に

なるなどの不利益をもたらします。

空き家管理は長きに渡り行う必要があるため時間と労力が必要になります。

不動産管理のミルケアは1級空き家管理士と宅地建物取引士による知識でより適切な管理を行います

管理プラン一例

管理プラン　　

※基本プランは上記の通りになりますが積雪時の玄関までの通路の除雪が必要な場合は現地確認をして応相談になります

※草刈り金額は2024年度の公表価格を参考にしています